世界はいま、急激に変化しています。IoT(モノのインターネット)やビッグデータ、AI(人工知能)の活用によってもたらされた技術革新は「第4次産業革命」と言われ、「①大量生産・画一的サービス提供から個々にカスタマイズされた生産・サービスの提供、②既に存在している資源・資産の効率的な活用、③AIやロボットによる、従来人間によって行われていた労働の補助・代替などが可能となる」とされています注1)。
当然、社会が変化するに伴って教育に求められることも変わってきています。世界経済フォーラム(WEF)が2020年に発表した「未来の学校:第4次産業革命に向けた教育の新しいモデル」というレポートの中では、これからの教育には以下の8つの特徴が必須となる、とされています注2)。
- グローバル・シティズンシップを育む
より広く世界に目を向け、持続可能性を意識し、グローバルに活躍するためのスキル
- イノベーション創出力とクリエイティビティを育む
イノベーションにつながる問題解決能力、分析思考、創造性、システム解析
- ICTスキルを育む
プログラミングやデジタル・シティズンシップなど、テクノロジーを有効に活用するスキル
- 対人スキルを育む
共感力、協調性、交渉力、リーダーシップ、社会意識などの非認知能力
- 子ども一人ひとりに合わせた個別最適な学び
標準化された教育ではなく、一人ひとりの多様なニーズと成長速度に沿って最適化された教育
- 全ての子どもに開かれた包括的な教育
教育の場を教室に限定せず、あらゆる子どもたちが望むままに参加できるインクルーシブな教育
- 問題解決型学習を通じた協働的な学び
仲間との協力を通じて課題を解決していく、未来の仕事の形に近い学習環境
- 生徒主導型の生涯学習
生涯にわたって一人ひとりのニーズに沿ってスキルを磨き、新しいスキルを習得できる教育
しかし、現在の教育制度はこの社会の変化についていけていない、というのが実情です。上記のWEFのレポートにおいても「グローバル化と急激なテクノロジーの進歩が人々の生活と仕事に大きな変化をもたらし続けている中で、教育システムは現実社会と世界の経済や社会におけるニーズから、より一層取り残されてしまっている」と指摘されています注3)。教育の役割とは、子どもたちが社会に出る準備をさせてあげることであり、その時代に合わせて内容は変化していくはずなのですが、現在の画一的な教育メソッドでは、先生は一方的に知識を教え、生徒は受動的な姿勢で教えられた知識を覚えるだけになっています。大量生産・大量消費の時代に合わせて作られたものから大きく変化していないのです。
そこで、CURIOOkidsでは、WEFが提唱する8つの項目を重視したプログラムを提供しすることにしました。プロジェクト型の授業で子どもたちの主体的な学びを促し、協調性・コミュニケーション力・共感力といった非認知能力を育みます。また、子どもたちは「イングリッシュ・コミュニケーション」「テクノロジー」「クリエイティブ・デザイン」「アントレプレナーシップ」という4つの教科が統合されたオリジナルのカリキュラムを通じて、グローバル社会で活躍するために必要な英語力・ICTスキル・創造性・リーダーシップといったスキルを身につけることができます。
⑥の「包括的な教育」についても、スタジオでの対面授業だけでなく、オンラインコースも用意することで、スタジオ(教室)に来られない生徒にもCURIOOkidsのプログラムを体験する機会を提供し、また、将来的には離島教育に参入することを目指しています。
少人数制の授業とすることで、協調性を育みながらも、先生が生徒一人ひとりのニーズに適した授業を行うことができるようにするとともに、独自に開発した行動・能力評価システム“CBAS”を通じて、授業内の子どもたちの行動や成長を細かく分析し、学習内容をカスタマイズしていきます。加えて、取得したデータをもとにご両親との面談も定期的に行い、子どもたちが好きなこと・興味を持ったことを生涯にわたって学び続けられるように、小学校卒業後の進路についてもコンサルティングを行っています。
また、CURIOOkidsの対象年齢が3歳から12歳までとなっているのは、この年代の子どもたちは新しいスキルを吸収するスピードがすさまじく、また、この年代に受けた教育の質がその後の人生と生涯年収に大きな影響を及ぼす、ということが明らかになっているからです注4)。さらに、幼い年代から「何かを学ぶことは楽しい」と感じてもらうことで、その後の人生においても、新しいことを学ぶことに対する抵抗感がなくなり、成長し続けることができます。
CURIOOkidsでは、これからの社会で生き抜くための力を育んでいます。お子様にいま必要な教育とは何なのか、ぜひ一度ご相談に訪れてください。
注1)内閣府「日本経済2016-2017」p.72。
注2)World Economic Forum, Schools of the Future: Defining New Models of Education for the Fourth Industrial Revolution, 2020.
注3)同上、p. 5.
注4)World Economic Forum, The Future of Jobs Report, 2018.